藤倉コンポジット FUJIKURA COMPOSITES

航空機用救命設備

航空機用救命ボート FNR系列型

航空機用救命ボート FNR系列型

航空機用救命ボートFNR 系列 型 FNR 5 A 型/ B 型, FNR 8 A 型/ B 型, FNR 11 A 型/ B 型, FNR 11 K A 型/ B 型) は、アメリカ連邦航空局(FAA)の技術基準TSO-C70a(typeⅡ)及び国土交通省航空局耐空性審査要領に準拠して設計したもので、乗員用 (nontransport category) として開発した膨脹式の救命ボートです。

  • 特徴
  • 仕様
  • 注意事項

特徴

  • 重量が非常に軽く出来ています。
  • 取扱が容易です。
  • 本体気室は独立した 2気室ですから、万一どちらか一方の気室が破損しても安心です。
  • 付属品の種類により A型(標準)と B型(オプション)の 2タイプがあります。
  • 天幕は、自動展張方式 です。
特徴

仕様

項目 FNR-5 FNR-8 FNR-11 FNR-11-K
定員 5人 8人 11人 11人
使用温度範囲 -20~45℃ -20~45℃ -20~45℃ -20~45℃
投下高さ 1.5m以下 1.5m以下 1.5m以下 1.5m以下
収納寸法
L×w×h
0.76× 0.38 × 0.18m 0.78× 0.38 × 0.21m 0.8× 0.5 × 0.23m 0.8× 0.5 × 0.23m
展張時寸法 気室外径 1.98m 2.38m 2.76m 2.76m
天幕までの高さ 1.3m 1.3m 1.3m 1.3m
甲板面積 1.86㎡ 2.86㎡ 4.01㎡ 4.01㎡
気室浮力 440kg 639kg 892kg 892kg
全重量 A型(標準) 約24kg 約29kg 約34kg 約34kg
B型(オプション) 約29kg 約34kg 約39kg 約39kg

操作方法

  • ナス環(自動索先端)を機体の一部に取付けて収納袋ごと水上に投下します。
  • ハンドルを握って強く引きますとボートは自動的に膨脹し、使用可能状態となります。
  • 航空機が沈む前に、自動索先端のナス環を外すか付属のフローチングナイフで自動索を切断するかしてボートを航空機から離します。
  • ※型式 FNR11K のみ 補助ハンドルが2つ、自動索に付いて います。これは 人が水に浮いた状態で作動する場合の補助となります。

付属品 A型(標準)

No. 1 2 3 4 5 6 7 8
品名 フイゴ あかくみ スポンジ 水のう 応急修理用具 サーバイバル
ブック
取扱
説明書
数量 FNR-5 1 1 1 1 1 1 1 1
FNR-8 1 1 1 1 1 1 1 1
FNR-11 1 1 1 1 1 1 1 1
FNR-11-K 1 1 1 1 1 1 1 1

付属品 B型(オプション)

No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
品名 かい 修理用具 日光信号鏡 海面着色剤 ふかよけ 磁石 信号紅炎 防水マッチ 懐中電灯 食糧 釣道具 予備ひも 救急薬品
数量 FNR-5 2 1 1 2 3 1 1 1 1 1 1 1 1
FNR-8 2 1 1 2 3 1 1 1 1 2 1 1 1
FNR-11 2 1 1 2 3 1 1 1 1 3 1 1 1
FNR-11-K 2 1 1 2 3 1 1 1 1 3 1 1 1
FNR系列型
FNR系列型

注意事項

  • 取扱説明書に記載していないことは絶対に行わないでください。
  • 保守・メンテナンスは、航空法施行規則及び取扱説明書に基づいて実施して下さい。
  • 機能を維持するため、定期的な法定検査が義務づけられていますが、経年劣化はまぬがれません。積付状態・運航状況などにより異なりますが、安全性の観点から 5年をめどに整備認定事業場による点検をお願い致します。