中期経営計画
中期経営計画の見直し状況
売上高
産業用資材セグメントの回復が重要課題
- 自動車市場の回復がスローと予測も想定より早期回復
- 半導体・液晶市場の在庫調整の影響を受ける
- ゴルフ市場はコロナ禍での需要が一旦落ち着く見込みだが、引き続きシェア拡大を目指す
営業利益
原材料費等の価格転嫁が重要課題
- 遅れていた価格転嫁を進める
- 引布加工品セグメントは、145期は印材事業撤退による費用を含むため減益を見込むも、146期から増益を見込む
- スポーツ用品の好調継続により利益確保

当中期経営計画の位置づけ(2023年6月更新)

中期経営計画の進捗状況


流通株式時価総額基準充足に向けた取り組み

時価総額の増加に関して
スポーツ用品セグメントのゴルフ用カーボンシャフト部門において、『VENTUS』シリーズ、『SPEEDER NX』シリーズの主力モデルを中心に好調な販売が続き、スポーツ用品部門は過去最高益を更新
⇒企業価値向上により、時価総額が増加いたしました。
流通株式比率の増加に関して
2021 年 12 月より自己株式の取得と新株予約権の発行を組み合わせたスキームに取り組み、株価の上昇に応じて漸次的に新株予約権の行使がなされた結果、流通株式比率が向上いたしました。
ROE向上に対する考え方


事業ポートフォリオの見直し
成長投資・株主還元・財務基盤のバランスを意識した経営を目指す
産業用資材
引布加工品
■現中計におけるテーマ
- 業務改革の推進
- 稼ぐ力の強化
■事業に関する考え方
事業リスクの低減を目指し、既存設備の再構築、生産効率の改善を図り利益率の改善を目指す
■各施策の方向性
販売:
適正価格の交渉
開発:
次世代自動車部品の開発
生産:
生産効率の改善
■引布加工品について
他事業の強化、新規事業へ経営資源投入を目的に、オフセット印刷用ブランケット事業を2023年10月31日に撤退
スポーツ用品
■現中計におけるテーマ
- 稼ぐ力の強化
- 海外拠点補強
■事業に関する考え方
自動化生産に向かないハンドメイドに特化したビジネスモデルを考慮し、ブランド認知の拡大・付加価値の向上による市場内におけるシェア拡大を図る
■各施策の方向性
販売:
アメリカ市場における
シェア拡大ブランド認知の拡大
開発:
CFRPラインの増強
生産:
製品の付加価値の向上
■引布加工品について
他事業の強化、新規事業へ経営資源投入を目的に、オフセット印刷用ブランケット事業を2023年10月31日に撤退
成長分野への設備投資計画

小高工場の再稼働
震災により操業を停止していた小高工場(南相馬市)を再稼働、建屋2棟の改修を実施し、既存事業増産と新規事業スペースを確保

スポーツ用品産業用品
ゴルフシャフト工場(仮称)
■目的
既存事業の増産を目指した拡張と新規事業立ち上げスペースを確保
■稼働開始
2024年10月予定
■投資額
約7億円
■体制
- 需要に合わせ増産可能な体制づくり
(延べ床面積従来の2倍) - CFRP製産業用品のラインを設置
→次世代自動車推進室と連携
→軽量化・複合化といったCFRPの特性を生かした
部材を開発 - ゴルフシャフトの評価施設テストフィールドを再整備
→開発、設計、評価、量産を最短で効率よく実施可能
産業用資材制御
制御工場(仮称)
■目的
液晶・半導体関連事業の拡大を図るため加工・組立の強化
■稼働開始
2025年3月予定
■投資額
約22億円
■体制
- 精密加工・組立のラインを設置
→液晶・半導体製造装置を中心とした、構造部材の加工及び組立を行う
→常時温度管理された環境での精密加工が可能 - 制御機器事業部技術部内にシステム技術チームを設置
→システムソリューションを提供
→ハード、ソフトの両面からお客様のニーズに対応
サステナビリティ基本方針
基本方針
私たちは「人々の安心を支え、社会の豊かさに貢献できる企業であり続ける」ことを理念に掲げ、「くらし」「ものづくり」「エネルギー」「いのち」「レジャー」をはじめとする様々な分野で社会を支えます。同時に自然と社会の調和を重視し、人を大切にし、健全な事業経営を推し進めることにより、持続可能な社会の実現及び持続的な企業価値の向上を目指します。
■健全な事業経営
コーポレートガバナンスの充実に努め、公正で健全な経営により、長期的かつ安定的に発展していくことを目指します。適正・迅速な意思決定と事業の運営、ステークホルダーとの良好な関係および法令順守にあわせ、職務の枠にとらわれない幅広い観点からの業務状況の把握と監督、一層の経営資源の有効活用といった形で経営の効率性、透明性を高めていきます。
■自然と社会の調和
事業活動において、CO2排出量や廃棄物量の積極的削減に努めるとともに、環境に配慮した原材料の調達及び新製品開発を推し進めていくことで、生物多様性と地球環境保全、そして社会の持続的発展に貢献します。
■人を大切に
ステークホルダーの皆様が、安心できる企業を目指します。その実現のために健全な事業経営、品質向上、人権尊重及び健康経営を推進させます。

サステナビリティ統括室を新設
サステナビリティ情報を一元管理
当社では2021年2月にSDGs推進委員会で取り組んできた課題をさらに推進していくため、2023年4月、サステナビリティ統括室を設置し、情報を一元管理を図る。持続可能な社会の実現を目指し、社会的責任を果たすとともに、ESG経営を通じて企業の価値向上と持続的に成長するために取り組む。今後さらに重要性が高まる非財務経営戦略事項を統括し、監督機能を有する取締役会と、執行機能を有する社内組織との橋渡しの役割を果たす。

コーポレート・ガバナンスの強化
監査等委員会設置
- 取締役の職務執行の監査等を担う監査等委員を取締役会の構成員とすることにより、取締役会の監督機能を強化することで、より一層のコーポレート・ガバナンスの充実を図る。
- 意思決定の迅速化を図り、更なる企業価値の向上を目指す。

指名報酬諮問委員会(予定)
- 取締役等の指名と報酬に関して、取締役会の独立性・客観性をさらに強化。説明責任を果たしコーポレートガバナンスを強化。
- 取締役等の諮問に応じ、取締役等の指名・報酬に関する事項について審議し、取締役会に答申。
- 取締役会の決議によって選任された取締役で構成し、その過半数は独立社外取締役とする。
人的資本への投資
人的投資から企業価値向上につなげるプロセス

注意事項
当ページの内容につきましては細心の注意を払ってはおりますが、掲載された情報の誤りおよび当ページに掲載された情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。また、当ページに記載されている当社の現在の計画、戦略などは、当社が現時点で入手可能な情報を基礎として作成した見通しであり、これらの将来予測には、リスクや不確定な要因を含んでおります。そのため、実際の業績につきましては、記載の見通しと大きく異なる結果となることがあり得ます。従って、当社として、その確実性を保証するものではありませんのでご了承ください。
藤倉コンポジット株式会社
人事総務部 総務広報チーム
TEL:03-3527-8412
FAX:03-3527-8330